胡蝶蘭をお祝いやギフトで送る際のシーン別マナーや相場一覧

胡蝶蘭は万能ですがシーン毎のマナーを必ず確認しましょう

お祝いやフラワーギフトでお花をを送る際、どんな花を贈ればいいのか迷ってしまいますよね。

胡蝶蘭がおすすめな理由や、どんなシーンにどんな胡蝶蘭がおすすめなのかをご紹介して行きます。
お花を贈りたい人や秘書さんも必見です。

シーン別の胡蝶蘭ギフトについて【マナー/値段も確認】

では、どのようなときに胡蝶蘭を贈るのがおすすめなのかをチェックしていきましょう。
様々なシーンに胡蝶蘭は対応してくれますが、中でも人気のシーンをまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。

開店・開業祝い

胡蝶蘭と言えば開店、開業祝いのイメージが強い方も多いかもしれません。

新しくできたお店の店先に、豪華な胡蝶蘭が飾られているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。

胡蝶蘭はこのように開店、開業祝いにはぴったりです。

店先を華やかに彩ってくれますし、お手入れも簡単なので開店や開業の準備に忙しい場合でも長くお花を楽しむことができます。

フラワースタンドと違い処分も簡単で、人通りの多い場所に飾っても鉢植えなので倒れる可能性も少なく、安全に花を楽しむことができます。

長持ちするので、開店後、開業後もしばらくは華やかな雰囲気を楽しむことができ、訪れる人の気持ちを潤してくれるのも嬉しいですね。
開店、開業祝いのフラワーギフトをどうするかお悩みの方は、ぜひ胡蝶蘭を贈ることを検討してみてください。


栄転・就任祝い

栄転や就職祝いにも胡蝶蘭を贈ることをおすすめします。
この際注意してほしいのが、届くに日にちは仏滅を避けるということ。

他の日なら問題ありませんので、贈る方の正式な辞令が届いたことを確認してからできるだけすぐに贈るようにしましょう。

正式な発表前に贈ることや、人づてに聞いた内容を元に贈ることはマナー違反。

その内容が間違っていたり取り消されたりする可能性もありますので、充分注意してから贈るようにしてください。

栄転や就職祝いでの胡蝶蘭の本数や価格にマナーなどはありませんが、個人からの際は1万円から2万円、ビジネスでのやりとりの際は2万円以上、大きな取引先に贈る際は3万円から5万円程度の金額が妥当と考えられています。

あまりに派手な胡蝶蘭を贈ったり、小さすぎる胡蝶蘭を贈って恥ずかしい思いをしないように、相場の価格や大きさについても確認しておきましょう。

上棟・竣工祝い

一般住宅や事務所の上棟・竣工祝いにも、胡蝶蘭はおすすめです。
上棟祝いは建物の骨組みが完成した段階で贈るもの。竣工祝いは工事が完全に終わった段階で贈るものです。

胡蝶蘭を贈る際に立札やメッセージカードを添える際は、間違いのないようにしておきましょう。

上棟式、竣工式の当日に届くように手配することを忘れないようにしてください。

胡蝶蘭は長持ちしますし、鉢植えなので持ち運びもしやすいお花です。

上棟・竣工とどちらに贈るのもおすすめですが、完成してからも長く楽しんでもらいたいのなら竣工祝いとして贈る方がおすすめです。

上棟祝いにはお酒やフルーツ、お菓子などを持参し、お花は後日でも構いません。

上棟・竣工祝いの胡蝶蘭の金額についてですが、相場は1万円から2万円程度。

上棟・竣工祝いは一般家庭や親しい知人、友人に贈ることがほとんどですので、そこまで気合いを入れなくてもいいと考える方が多いようです。

取引先の上棟・竣工祝いなどの場合は、もう少し華やかなものにしてもいいでしょう。

定年・退職祝い

定年・退職祝いにも胡蝶蘭はおすすめです。

今までお疲れ様でした、という意味を込めて、ぜひお花を贈ってあげましょう。

当たり前かもしれませんが、退職理由がいいことでない場合は胡蝶蘭などのフラワーギフトを贈るのは控えましょう

定年・退職祝いで胡蝶蘭を贈る際は、受け取った人がその後自宅で楽しめるようなサイズのものを選ぶことがポイントです。

いくらお世話になった人だからと言えあまりにも大きな胡蝶蘭を送別会などで贈ってしまうと、持って帰るのも大変ですしその後のお世話も一苦労。その後のことを考えるなら、1万円程度の小さめの胡蝶蘭を贈ることをおすすめします。

上司ではなく知人や友人、身内の場合は、もっと小さめの5000円程度の胡蝶蘭でも構いません。

1輪の小さなものでも充分に存在感はあり長く楽しむことができますので、相手も気を使わない低価格の胡蝶蘭を選び、あまったお金で他のプレゼントをするなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

受章・受賞祝い

国や公共に貢献したり、芸術やスポーツなどで名誉ある賞を受賞した際、本人のみならずその家族や周囲も一緒に喜びを分かち合うことになります。

そんなときに華やかな胡蝶蘭があれば、より喜びをかみしめることができそうですね。

胡蝶蘭には「栄誉」など喜ばしい意味合いもあるため、受章・受賞祝いにもぴったりです。

家族や友人、取引先などが受章・受賞をする際には、胡蝶蘭で一緒にお祝いしてあげましょう。
受章・受賞祝いに胡蝶蘭を贈る際には、早めに贈ることをおすすめします。

受章・受賞が確定したらすぐにお届けできる状態にしておきましょう

受章・受賞後は相手のご自宅にも多くのお花やプレゼントが届くことが考えられます。お手入れや持ち運びをしやすいように配慮してくださいね。

会場で受章・受賞式が行われる際は、自宅ではなく会場へ贈る方がその場も華やかになりますし、相手にも喜ばれることでしょう。

会場でお花の受付をしているか、受付時間は何時からかを事前によく確認してからお送りするようにしてください。

お祝いの場ですので、予算は3万円から5万円の大きめの胡蝶蘭を贈ることをおすすめします。しかしこの場合も自宅に贈る際、会場が小さい場合などは配慮し、TPOに合ったサイズ選びを心がけてください。

設立・周年祝い

店舗の周年記念や施設の設立記念として胡蝶蘭を贈ることをお考えの方も多いでしょう。

記念式やパーティーがある場合は、その一週間前から、遅くとも当日には届くようにしてください

胡蝶蘭はお手入れが簡単で長持ちするお花ですので、早めに到着しても問題ありません。周年祝いの雰囲気も高まり、相手にも喜ばれることでしょう。

また、設立・周年祝いは奇数の周年に行うのが良いとされています。1周年、3周年、5周年、7周年…といった具合です。

2周年など偶数の年にお祝いをするところもありますが、とくになにも言われていない場合、偶数の周年の場合はとくにお花を贈る必要はありませんので事前の確認を忘れずに。4、9など、縁起の悪い周年にはお祝いをしないのが定説です。

また、偶数ではありますが10周年や20周年などキリのいい周年にはお祝いをしてあげましょう。

その周年に合わせた本数の胡蝶蘭を贈ると気が利く人といった印象を与えることができますよ。
設立・周年祝いに贈る胡蝶蘭は白がおすすめです。笑売繁盛、発展も意味し、店舗を経営している方にはとくに喜ばれることでしょう。

逆に「赤字」を思わせる赤い胡蝶蘭はやめておきましょう。赤いラッピングなども控えておくことをおすすめします。

移転・引越祝い

会社が事務所などを移した際には移転祝い、個人が引越した際には引越し祝いを送ります。お菓子やお酒などの消耗品を贈るのもいいですが、胡蝶蘭などの華やかなお花を贈れば、新しい事務所や新居が華やぎます。

移転や引越しの際はバタバタするものですので、できれば当日の到着は控えることをおすすめします。間違っても移転前、引越し前に届くことがないようにしてくださいね。

移転後、引越し後は2週間以内など、引越し後のバタバタが落ち着いたもののまだ引越したての雰囲気が残る内にお祝いをしてあげましょう。

自分が訪問する予定があるなら、その日に合わせて、前日までに届くようにすることをおすすめします。
小さな事務所の場合や個人宅の場合は、邪魔にならない程度の小さめの胡蝶蘭を贈ることをおすすめします。

取引先などでもう少し予算を出したい場合は、胡蝶蘭の他に手土産としてなにか食べ物などを持っていくと良いでしょう。
友人などの個人宅に贈る場合は、相手が気を使わない程度のカジュアルな価格帯の胡蝶蘭を選んでくださいね。

誕生日・出産祝い

1年に1度の誕生日。その人が生まれたことを一緒にお祝いするためにも、華やかな胡蝶蘭を贈りましょう。

誕生祝いは人生に一度きりです。その場に胡蝶蘭を届ければ、ご両親にとっても一生の思い出となることでしょう。

とくにお世話になっている方の誕生日や出産祝いは盛大にお祝いしてあげてくださいね。

誕生祝いは個人宅に贈ることになるかと思いますので、2本立ちから3本立ちくらいのやや小さめのサイズを贈ることをおすすめします。誕生日パーティーなどを会場で行う場合はまた別ですので、会場の規模などを確認してからサイズを考えていきましょう。

誕生祝いは、その後のお手入れのことなどを考えるとやはり小さめがおすすめ。とくに出産したてで体力のないお母さんにとっては重たい胡蝶蘭を持ち運ぶのは大きな負担となりますので注意しておきましょう。

誕生日・出産祝いに贈る胡蝶蘭の色にNGなカラーはありません。定番の白の他、ピンクやイエローなど色とりどりの胡蝶蘭を贈ってもいいですね。その方の印象にぴったりのカラーを選ぶとより喜ばれることでしょう。

還暦・長寿祝い

還暦・長寿祝いにも胡蝶蘭はおすすめです。年配の方を敬う気持ちを胡蝶蘭に込めましょう。

胡蝶蘭はお手入れが簡単ですので、ご高齢の方にも喜ばれます。胡蝶蘭のように長生きできるようにとの意味も込めることができますよ。

還暦は60歳のお祝いですが、他にも70歳を祝う古希、77歳を祝う喜寿、80歳を祝う傘寿、88歳を祝う米寿、90歳を祝う卒寿など、日本ならではの長寿のお祝いの風習がたくさんあります。

記念の年を忘れないようにしてお祝いを贈ることで、マナー、常識があり、人の気持ちを考えられる人と好印象を持ってもらえること間違いなし。取引先のみならず、ご友人や親族の還暦・長寿祝いにも胡蝶蘭をお贈りください。

縁起の悪い4本や9本、4万円などの数字の胡蝶蘭は避け、3本や5本立ちの胡蝶蘭を選んでください。ご自宅に送る際は1万円程度の小さめのものでOKです。

誕生日当日は家族で出かけていたり旅行に出かけている可能性もありますので、当日の到着は避け、2週間前くらいから前日には届くようにすることをおすすめします。

公演祝い・楽屋見舞い

公演祝いや楽屋見舞いに胡蝶蘭を贈るのも定番ですね。あまり機会がないように思いますが、意外と様々な場面で公演祝い・楽屋見舞いを贈る機会はあります。

大好きな芸能人に気持ちを伝えたり、俳優や女優、タレント、アイドルの公演の際にファン一同として胡蝶蘭を贈ることもあるでしょう。それだけでなく、お子様やご友人のバレエや歌、ピアノの発表会、公演、お茶会などでも胡蝶蘭を贈ることはできます。

大きな会場の場合は立派な胡蝶蘭を贈ることができますが、ファン一同として大人数で贈る場合は予算も割り勘にすることができるので一人一人の負担を少なく済ませることができますよ。

公演祝いと楽屋見舞いの違いについては、前述したようなファンが気持ちを伝える、発表会の開催をお祝いするような場合は公演祝いと呼ぶことが多いです。

楽屋見舞いは、公演を行う方からチケットをいただいたり楽屋へ挨拶に行く際に贈るもののこと。多くは、チケットの価格と同じくらいのお花やお土産をプレゼントするのがマナーです。

チケットの価格と合わせて予算を調整するようにしてください。

快気祝い

病気や怪我が回復した際に、お見舞いに来てくれた方に贈る快気祝い。快気をお祝いするものではないので注意してください。

退院したこと、病気や怪我が回復したことを報告すると同時に、胡蝶蘭をプレゼントしましょう。
快気祝いの相場は、お見舞いでいただいた金額の半分程度が相場です。入院中にお金を受け取った場合は、その金額をメモしておくのを忘れないようにしましょう。

退院直後は忙しかったり、まだ体調が万全でなかったり、リハビリなどを受けている可能性も考えられます。

慌てて快気祝いをする必要はないので、2週間後くらいにゆっくりと用意するようにしましょう。早く気持ちを伝えたい場合は、先に電話や手紙などで連絡をして、落ち着いてから胡蝶蘭を贈っても構いません。

病気や怪我があとを引かないよう、食べ物や洗剤などの消耗品の他、枯れてしまうお花もおすすめです。見ているだけで塞いだ気持ちがなごやかになるような明るいカラーの胡蝶蘭を贈ってさしあげましょう。

当選祝い

応援している候補者が当選した際に贈る当選祝い。

個人から候補者に贈るもので、金銭を贈ることはできませんので胡蝶蘭など華やかなお花を贈ってお祝いすることをおすすめします。

胡蝶蘭は当選祝いの定番。選挙の時期になると、フラワーショップから胡蝶蘭が消えるとも言われるくらい人気のお花なんです。

当選祝いは当選が確定してから1週間以内には贈るようにしましょう。

当選が確定する前に当選祝いを贈ってしまうと、選挙活動中の陣中祝いとみなされて違法と取られる可能性もありますのでご注意を。

当選祝いは他のお祝いごとと比べて、とくにお金や時期に注意しなければなりません。

公職選挙法を理解して、違法にならないようにしましょう。食べ物やお酒を贈る方もいますが、候補者だけでなく他の支援者に振舞うと違法になってしまいます。思わぬ事態を避けるためにも、やはりお花は無難な選択と言えます。

中でも事務所を一際華やかに演出し、忙しい時期にも手入れが簡単な胡蝶蘭は候補者にとっても喜ばれることでしょう。
予算は3万円から5万円程度。金銭の取引ができず他のプレゼントにも制限があるため、お花は奮発するという方が多いようです。

組閣、内閣、議員就任祝い

当選祝いのみならず、内閣や組閣、議員への就任祝いにも胡蝶蘭は定番です。応援している議員の就任のお祝いや、親族、知人などが就任した際には胡蝶蘭を贈ってお祝いしましょう。

組閣、内閣、議員就任祝いに贈る胡蝶蘭は豪華であればあるほど喜ばれます。

事務所が小さくても、所狭しと並んだ胡蝶蘭はその場を華やかな雰囲気にしてくれますし、新たなスタートにはもってこいですよね。

組閣、内閣、議員就任祝いは公職選挙法に則って金銭を贈ることはできません。その代わりに豪華な胡蝶蘭を贈ってお祝いの気持ちを伝えましょう。

フラワーショップには組閣、内閣、議員就任祝いのための特別なサイズの胡蝶蘭を用意しているところもあります。普段見かけることはないので取り扱っているか不安だという方は、事前に電話で確認を取りましょう。特別に用意してくれる可能性もあります。

組閣、内閣、議員就任祝いは、正式に確定してから1週間以内に贈るのがマナーです。また、到着の日付が仏滅と被らないように注意しましょう。
当選直後は本人も忙しくしている可能性がありますので、少し落ち着いたころにお届けするのがおすすめです。

お悔やみ事

様々なお祝いの場面に最適な胡蝶蘭ですが、正反対のお悔やみ事の際にも胡蝶蘭を贈ることができます。

四十九日までは白いお花を贈るのがマナーですので、白い胡蝶蘭であれば問題ありません。

葬儀の際に大きな白い胡蝶蘭を贈れば、故人の供養にもなることでしょう。

過度なラッピングはせずに、シンプルな状態で贈るのがポイントです

故人の好きな色を…と考えてしまう気持ちも分かりますが、周囲に余計な心配や不安な気持ちを抱かせないためにも、ここは常識に則った形式を選びましょう。

会場に胡蝶蘭を届ける際には事前に持ち込みが可能かの確認を、個人宅に贈るなら式前後を避け、落ち着いた頃に贈ることを忘れずに。

反対に四十九日以降からは色付きのお花を贈るのがマナーとなります。このときも色付きの胡蝶蘭を贈ることができます。

ピンクやイエローなど、華やかな気持ちにさせてくれる美しい胡蝶蘭を贈れば、遺族の心も癒すことができるでしょう。

お悔やみ事の際に贈る胡蝶蘭の相場は、友人、知人であれば1万円程度、身内であれば3万円程度、取引先であれば5万円程度となります。相手との関係も考慮し、適切な予算内で胡蝶蘭を選ぶようにしてください。

【胡蝶蘭について知る】胡蝶蘭がお祝いやギフトで選ばれる理由

「胡蝶蘭を送っておけば間違いない」
といわれるくらいにお祝いやギフトには胡蝶蘭が選ばれます。

なぜそんなに胡蝶蘭が選ばれるのかを知っておきましょう。

胡蝶蘭の花言葉

胡蝶蘭にはその色によって様々な花言葉がありますが、全体を通して「幸福が舞い込んでくる」や「純粋な愛」といった意味の花言葉があります。

名前の通り蝶のような見た目から、蝶が幸福をつれてやってくる様子を連想させるようです。

お祝いごと、フラワーギフトにはもってこいのお花ですよね。

西洋でも胡蝶蘭は人気で、学名の「ファレノプシス」は「蝶のような」という意味で、海外でも蝶に例えられ愛されています。

「愛情」「美しさ」「高級感」「上品さ」などの花言葉があり、海外の方へのフラワーギフトとしても喜ばれること間違いなしです。

胡蝶蘭の中でも人気の白い胡蝶蘭には「清純さ」という意味もあります。
華やかさの中に上品さも感じられ、「清純」という言葉がぴったりですね。

ピンクの胡蝶蘭には「あなたを愛しています」という意味があります。
キュートで愛らしいピンクの胡蝶蘭は、女性へのフラワーギフトにぴったり。

お祝いごと以外にも、愛の告白にも一役買ってくれそうですね。

見た目の豪華さ

胡蝶蘭は見た目の豪華さも人気の理由の一つです。
蝶のような花弁がいくつも連なった胡蝶蘭は、それだけでも存在感があります。

花束よりも色に統一感があり、ふわっと広がる枝が全体を豪華でボリューミーな雰囲気にしてくれますよね。

白だけでなくピンク、黄色、オレンジ、赤などの胡蝶蘭もありますので、様々な胡蝶蘭を贈ればその場が一気に華やかになることでしょう。

お祝いごとの席をカラフルに彩る胡蝶蘭は、贈られた側の気持ちも華やかにしてくれます。

また、胡蝶蘭には様々なサイズがあり、このサイズを選ぶことで様々なシーンに活用することができます。

まずは大きな大輪サイズ

花びらが非常に多く、80センチから100センチもあるものもあります。
見栄えがよく、最もその場を華やかな雰囲気にしてくれます。
3本から5本のタイプのものが人気で、価格もそれぞれ違います。

次に中大輪サイズ

大輪よりも少し小さく、70センチ程度のものが主流です。
中大輪サイズは大輪サイズほどの存在感はないものの、ご家庭に贈る際やお花を飾るスペースが少ない場所へ贈る際には活躍します。

もっとも小さなミディサイズ

胡蝶蘭は50センチ程度のミディサイズでも充分に存在感がありますので、開店祝いではなく個人に贈るのにも最適です。
限られたスペースの中で、最大限にその魅力を感じさせることができますよ。

長持ちすること

胡蝶蘭は花の中でも寿命が長く、しばらくのあいだ花弁を楽しむことができるのも魅力の一つです。
丁寧に手入れをすれば、1ヶ月くらいは余裕でその姿を楽しむことができます。

花が完全に開く前のものを選んだり、花が開ききっていない状態のものと開いているものをまぜて贈れば、3ヶ月くらいは楽しめることもあります。

胡蝶蘭は切られているのではなく鉢植えの状態で贈るものですから、そのままお世話を続けていれば何年も、何十年も花を咲かせることも可能なんです。

胡蝶蘭のお手入れ方法としてはお水をあげすぎないことがポイントです。
胡蝶蘭に水を与えすぎてしまうと根腐れを起こし、根元からダメになってしまいます。

土や肥料には意外と水分がたくさん残っていますので、その様子を見ながらお水を与えるようにしてください。

毎日や1日おきでは与えすぎで、冬場では1週間に1回、1ヶ月に1回程度でも大丈夫なんです。

また、胡蝶蘭は直射日光が苦手。よく陽のあたる窓辺などに置いている場合は移動させてあげましょう。
直射日光に長時間あててしまうと、花弁の色や葉の色が変わってしまいます。
風通しのよい、適度に明るい場所なら胡蝶蘭の寿命を最大限に伸ばすことができます。


花粉や香りが少ないこと

胡蝶蘭は花粉や香りが少ないことも人気の理由の一つです。

花粉が多いと花粉症の方は気になったり、室内におくとパラパラと花粉が散って掃除が大変です。

見た目も悪く、処理に困ってしまいますよね。花粉がよく散るようなお花は、飲食店の開業祝いなどにも不向きです。

しかし、胡蝶蘭は花粉が外からは見えないような構造になっており、花粉が散りにくいのが特徴です。

少し移動させたり触ったくらいでは花粉が落ちたり付着することはありませんので、安心して贈ることができますね。

また、香りが少ないのも胡蝶蘭の特徴です。

一度にたくさんの花を贈られる可能性のある人に香りの強い花を贈ってしまうと、その花の香りと他の花の香りが混ざって嫌な香りになってしまうことも。

花の香りを好む方も多いですが、ビジネスシーンなど男性に贈る場合は香りが少ないものの方がおすすめです。
また、飲食店などの場合でも、香りが少ない花を贈ることをおすすめします。

そういった点でも胡蝶蘭は非常におすすめ。あまり香りがなく、近づいてやっと香る程度となっています。

安定した品質で、1年中生産されていること

胡蝶蘭が日本にやってきたのは今から200年ほど前、明治時代のことでした。
胡蝶蘭は熱帯の植物ですので、四季のある日本での栽培は非常に難しく、当時は高級品として考えられていました。

しかし現代では温室の管理も整い、1年を通して安定して生産することが可能になっています。

25度くらいの気温をキープした温室の中で、1年から3年をかけて栽培されます。

成長過程に合わせて何度も植え替えをする必要があり、花一つ一つの様子をしっかり観察しながら育てることが肝心です。

また、育てるのには25度くらいが最適ですが、花を咲かせるのには20度くらいの低い気温が必要となります。

こちらも、花の成長具合を見ながら温度を調節していきます。

手間や時間をかけて大切に育てられた胡蝶蘭は、見る人にも深い愛情を分け与えてくれそうですね。

送る本数について

胡蝶蘭を贈る際には、その本数にも注目してみましょう。
胡蝶蘭の多くは3本か5本が基本です。1つの鉢に、何本の胡蝶蘭が植えられているかというものですね。

この胡蝶蘭の本数には見た目や価格にも関わります。

3本立ちよりも5本立ちの方が、当然ですが見た目は華やかになります。

鉢が見えなくなるくらい胡蝶蘭で覆い尽くされ、流れるようなラインを描く胡蝶蘭は非常に美しく、見る人の心を潤してくれることでしょう。

しかし多すぎるとその分スペースを取ってしまうので、ご家庭に贈る際や飾るスペースが少ない場合、人の行き来が多い場所へ贈る際には考える必要があります。

そこで人気なのが3本立ちです。
3本立ちでも30輪程度の花が咲きますので、充分華やかな見た目を演出してくます。
大きめの胡蝶蘭を選べばボリューム的にも遜色なく楽しむことができるでしょう。

開業祝いなどビジネスシーンでは5本立ちが人気です。
見栄えも充分で、風格も醸し出してくれます。特別な日のお祝いには、やはり5本立ちを贈ることをおすすめします。

大型店や大企業に贈るのなら7本立ちもおすすめです。
お花を飾るスペースが充分にある場合は、このような豪華なスタイルの胡蝶蘭を選んでみてはいかがでしょうか。

他にも、シンプルな1本立ちも、ご家庭に贈る際には重宝します。気軽に贈ることができるので、開業祝いなど特別なことがなくてもプレゼントすることができそうですね。

価格帯について

胡蝶蘭はサイズや本数、品種などによって価格帯が変わります。ご自分の予算に合わせて胡蝶蘭を選びましょう。

まずは1万円程度の胡蝶蘭から。

3本立ちのシンプルなものが多く、価格もちょうどいいためこのタイプを選ぶ方は非常に多いです。
贈られる側も気を使わないので、フランクにお花を贈って楽しむことができそうですね。

花の状態や品種によっては2万円程度になることもありますので、フラワーショップと相談しながら決めていきましょう。

次に5本立ちの場合。2万円から4万円程度が相場です。
価格に大きな差がありますが、これは1本に咲く花の量によって変わります。
多ければそれだけ価格はあがりますが、小さな店舗に贈る際などにはそこまで豪華にする必要はありませんので、2万円程度を目安に考えておいていいでしょう。

5本立ちの中でも1本に60輪も咲くような胡蝶蘭や7本立ちのような豪華な胡蝶蘭になると、5万円程度になることもあります。
予算オーバーにならないように注意しながら選ぶようにしてくださいね。

気合いを入れて大きな胡蝶蘭を贈りたいと思う方も多いですが、胡蝶蘭は想像以上に存在感があり場所を取るもの。
実際に目で見て確かめることができるのなら、事前に確認してからサイズを選ぶようにしてください。
あまり大きくなくても大丈夫な場合も多いですよ。

様々なシーンで胡蝶蘭を贈ろう

お祝いごとなどで人気の胡蝶蘭。なぜ胡蝶蘭が選ばれるのかは理解していただけましたか?
胡蝶蘭は様々なシーンに応用がきき、本当に万能なお花です。最近では電話や手紙はおろか、挨拶やお祝いの習慣も薄れつつあります。

しかしこんなときこそ、立派で美しい胡蝶蘭を贈って、相手の気持ちを華やかにしてあげてください。本人だけでなくその周囲も明るい気持ちになることでしょう。

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