お祝いに胡蝶蘭が選ばれることは多いものですが、それには確かな理由があるためです。
贈る意味を理解しておけばいざ花を贈る時に選びやすくなりますし、漠然とプレゼントをするだけでなく気持ちのこもった贈り物ができるので覚えておいて損はありません。
なぜ胡蝶蘭を送るのか?
胡蝶蘭を贈る意味はいくつかありますが、その中でも大きなものとしては花言葉にあります。
胡蝶蘭の花言葉には、幸福が飛んでくるというものがあり大変縁起が良いため贈り物に最適ということになるのです。
花に限らず何かプレゼントをする時には、演技や語呂合わせをすることが多いものですが、これも同様に幸福が飛んでくるという意味を持っていることから、相手に幸福をプレゼントするつもりでそれを花に形を変えて贈るということになります。
また、鉢植えには根付くという意味がありますが、これを先の花言葉と合わせれば幸せが根付くとなりますから、送った相手のもとには末永く幸せが訪れるということになります。
一点だけ注意が必要なのは、お見舞いの場合には根付くが幸せではなく病気にかかってしまうことがあるので、シーンを選ばない花ですがお見舞いには鉢植えは避けましょう。
このように、単純に花を贈るだけでなくそこに含まれている花言葉を加味することで、この花を贈る意味が生まれてくることになりますから、今まで何気なく贈っていた人、受け取っていた人は花言葉にも注目をしてみると、贈る側、受け取る側どちらもより嬉しいプレゼントにすることができます。
花言葉以外の送る意味とは?
花言葉だけでなく他にも意味があり、実際に飾る場面を想定した利点もあるため、この花が選ばれることは多くなっています。
花粉や香りが少ないことから、人や場所を選ばずに贈りやすいメリットがあるので選ばれやすいという理由もあるのです。
花粉は汚れの原因となってしまいますから、飲食店や医療機関のような場所では大量に花粉が出る花は好ましくありません。
そのような時に花粉が少ない花は重宝されるので、花を贈りたいけれども出来る限り花粉が少ないものを選びたいという時に選ばれます。
香りも同様に花の香りは魅力のひとつであると同時に好みが分かれるものですから、あまりに匂いが強いものは避けられてしまうことがあります。
飲食店だと料理がメインなわけですから、あまりに主張の強い花を贈ってしまうと料理が台無しになってしまいます。
そこで、香りが少なくてどこにでも飾りやすい花という意味でこの花が選ばれるということになるのです。
長持ちするのもこの花を贈る意味の強い部分であり、すぐに枯れてしまう花よりも少しでも長持ちする花のほうが、もらう側からしても嬉しいものです。
花はいつか枯れてしまうものではありますが、受け取って数日のうちに萎れてしまうとなってはせっかくの気分も台無しになってしまいます。
長持ちするのも胡蝶蘭の特徴
胡蝶蘭に関しては簡単な手入れをするだけで、2-3ヶ月は持つとされているので長く楽しめるメリットがあります。
いくら長持ちするとは言っても手入れが大変でしたら相手の負担になってしまうので、手入れが簡単でしかも長く楽しめるこの花は選ばれやすくなります。
また、多年生植物であるため花が全て落ちてしまっても、大事に扱っていれば次の年もまた次の年も花を咲かせてくれるので、花が好きな人や大事にする人に贈るには最適だといえます。
長持ちをするのも贈る意味のひとつであるため、少しでも長く楽しむことができる花を贈りたいと考えている人は知っておくと役に立ちます。
時期を選ばずに済むのも贈る人が多い理由のひとつであり、時期を問わないという意味からも選ばれることが多いとおぼえておくと良いでしょう。
花には季節を連想させる物が少なくありませんが、旬の時期であれば良いのですが時期がずれていると贈りづらいものです。
冬に夏の花を贈るのは変ですし、同様に夏に冬の花を贈るのもおかしな感じとなってしまいます。
もちろん、相手の好みによっては時期がずれていてもあえてそれを選ぶということはありますが、特に理由がなければ旬の花を選びたいところです。
そのような時に時期を問わずに通年美しさが変わらず、メリットも多い胡蝶蘭は贈りやすく旬を問わないという意味からも選ばれることが多い花となります。
一年中栽培をされていつでもどこでも入手をしやすいとなれば、選ばれるのも不思議な事ではなく困ったときにはとりあえずこの花を選んでおけば良いという利便性があります。
胡蝶蘭が贈られるシーンというのはたくさんあるので、実際に花を贈る時には何も考えずにこの花を選ぶことも多いものです。
それでも特に問題はありませんが、贈る意味を理解しておけばより一層気持ちを伝えやすくなりますし、逆に受け取った時には相手の気遣いを感じ取ることができます。
贈り物として広く選ばれるには意味があるので、知っておくと役に立ち話のネタにもなるので、覚えて置いてもよいのではないでしょうか。