胡蝶蘭は花期が長いので、開店祝いなどの贈り物にも人気ですよね。

また蝶が舞う姿のように愛らしく、華やかな姿に魅せられた人も多いでしょう。
良く出回っているのは白色の胡蝶蘭ですが、一般的に販売されていない種類も多く、花の世界を覗くと奥が深いことがわかります。

今回は、珍しい胡蝶蘭に出会える可能性のある鑑賞スポットをご紹介します。観光やデートなどに、ぜひお役立てください。

胡蝶蘭を愛でながらお茶を楽しめるスポット

東京都内で胡蝶蘭デートを楽しむなら、文京区の胡蝶蘭カフェ「らんや小石川」がぴったりのスポットです。

店内は品評会よろしく、ずらりと並べられた胡蝶蘭が圧巻です。
店内に飾っている胡蝶蘭の鉢数は100個以上というのですから、これ以上見ごたえのある場所はないかもしれません。

「らんや小石川」は「有限会社黒臼洋蘭園」というさいたま市の農園が運営しているので、ここに展示されている胡蝶蘭は全て購入可能です。農園から直接届いた鉢ばかりなので、鮮度が違います。贈り先により長く花を楽しんでもらえるでしょう。

それにネット通販や花屋に在庫がない場合など、現物を見ずに胡蝶蘭を注文するケースもありますが、どんな鉢が届いたのか少し不安ですよね。でもここに来れば在庫切れがないので、一つ一つ微妙に違う顔をした胡蝶蘭を見て選べます。

さらに、胡蝶蘭専門農園ならではの、オリジナル胡蝶蘭も販売されています。
滅多に見られない品種は、胡蝶蘭ファンに贈るのに最適です。また、ハイクラスの鉢だけでなく、リーズナブルな鉢も販売されているのが嬉しいところです。

もちろん、購入せずともカフェだけ利用しても構いません。
カフェオレのアートは胡蝶蘭という、カフェメニューもここでしか楽しめないものになっています。

なお、さいたま市の農園の売店でも購入が可能です。
イベント開催時には温室の中が見られるので、立ち寄ってみるのも楽しいかもしれません。

苗作りから大事に育てた愛情たっぷりの胡蝶蘭

京都に行ったら足を運びたいスポットが、京都府京田辺市にある「スマイルオーキッド」です。
こちらは農園ですが、直売も行っています。およそ25年胡蝶蘭を生産し続けている農園で、毎日真摯に花作りを行っている代表の姿が印象的です。

スマイルは笑顔、オーキッドはランの意味ですが、花を愛でて心に微笑みを感じて欲しいという願いがこめられています。

胡蝶蘭がしっかりとした花を付けるようになるまでは、何と5年もの歳月を費やすとか。
こちらではある程度育った苗を仕入れてから育てるのではなく、花茎を培養して苗作りから行っています。

それは、温度や日光管理を厳密に行わなければ生育不良となってしまう熱帯性植物だからです。
丈夫な茎に厚みがある花びら、そして花持ちの良さを求めると、一から成長をコントロールできる方法がベストだという考えに行き着いたと言います。

かわいい苗から大きな株まで、お願いすれば胡蝶蘭の成長段階を見られるかもしれませんね。
胡蝶蘭は贈り物の女王と言えるくらいギフト中心に扱われる特別感の強いお花ですが、こちらは直売店であるため、地元の方が気軽に立ち寄ってくれるそうです。玄関やリビングに飾るなど、普段使いに購入していく方も少なくありません。

それから「スマイルオーキッド」と共に、京都市にある「京都府立植物園」に足を運ぶのも一案です。
広々とした観覧温室では様々な種類のランが見られるほか、時期によっては洋ラン展が開催されます。

能登半島はお花好きにたまらないスポット

ラン好きの方が外してはならないスポットは、石川県七尾市にある「七尾フラワーパークのと蘭ノ国」でしょう。

能登半島に位置する植物園で、胡蝶蘭を始めとして世界中のランが集結しています。
温室展示場の蘭遊館は無料で入れるのが嬉しいポイント。北陸地方最大の温室となっており、基本的に自生する蘭を展示していると言います。

しかし、年間を通して世界中のランが見たり鉢を購入したりできるので、女性を中心に支持を得ています。
広い芝生広場やローラー滑り台などで遊べたりゴルフやパークゴルフも楽したりするため、夫婦や家族で訪れるにも最適です。

ゴルフコースにも四季折々の花が植えられていますから、花を愛でながらラウンドできますね。

また、こちらでは洋ラン預かりサービスを行っています。
熱帯植物である洋ランは冬の自宅管理が容易ではありませんが、こちらの温室に預けることで枯れたり株が痛んだりするのを防げます。

しかも、つぼみが付いた状態になった時点で電話連絡してくれるという手厚いサービス付きです。
胡蝶蘭を長く育てたい方は利用してみるのもいいでしょう。

同じく能登半島に「花のミュージアム・フローリィ」と花の博物館があるので、こちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本海を望む形で、ヨーロッパの宮殿を髣髴とさせる建物が田んぼの真ん中に建っています。

中はまるでパラダイスのよう。外とは違う世界が味わえます。
定期的にイベントが催されており、飲食やクラフト体験なども利用可能です。晩秋にはイルミネーションが楽しめますよ。

ラン観光に出かけてみては?

一年中胡蝶蘭や世界のランを愛でられる場所はそう多くありませんが、春から夏にかけて各地でラン展が行われていることから、ラン好きな方が多いことがうかがえます。ランは花期が長いので、観光時期も長いと言えますね。

今回ご紹介した胡蝶蘭スポットは東京と京都、石川にあります。もしこの3都市に行く機会があれば、立ち寄ってみてくださいね。

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