胡蝶蘭の花を贈るときには、メッセージをつける人も多いです。
メッセージは贈る人のことを考えて書きますが、どんな風に書いたらいいのかがわからないということも多いといいます。
胡蝶蘭を贈るとき、どんな風にメッセージを書いたらいいのかを知っておくことで、大切な人への贈り物をするときに慌てずに花を贈ることが出来るようになるでしょう。
胡蝶蘭にメッセージをつけるなら立て札
お祝いなどに胡蝶蘭の鉢植えを贈りたいというときに、簡単でもメッセージをつけたいという人もたくさんいます。
ですが、肝心のメッセージはどんな風にしたらいいのかわからないという人は、まず立て札が必要だということを理解しておきましょう。
これは、胡蝶蘭をお祝いに贈るときのマナーだといわれています。
なぜ胡蝶蘭には立て札が必要になる理由は3つあります。
まず、贈り先がひと目で贈り主を把握することが出来るようにするため、それから周辺地域や来客に対して、お祝い事があったことを知らせるため、来客に対して贈り先の交友関係の広さをアピールすることが出来るように、という意味です。
お祝い事で受け取っているということがわかると、来客にもわかりやすく、話題にもなります。たとえば商売をしている場合などはたくさんの人にこのお店は知られていて、お祝いを贈られるほど人気があるという風に考えてもらうことが出来るということです。
立て札なら見えやすく、お祝いの品なのだとアピール出来る以外にも、花を観賞するときに邪魔にならないという意味もあるといいます。
横になった札だと見えないし、わかりにくい、そして植物の茎を傷つけたりする可能性があります。
胡蝶蘭を贈るときは立て札にしておくというのは常識なので、間違えないようにしましょう。
また、お店でお願いするときには胡蝶蘭にメッセージをつけたいと伝えると立て札を用意してくれます。
木札と紙札の2種類で使い分ける
胡蝶蘭にメッセージをつけるときの立て札にもマナーがあります。
立て札には大きく分けて、木製の木札、紙製の紙札の2種類があるので使い分けることが大切です。
まず、木札はビジネスやフォーマルなお祝いの贈り物、取引先などへの胡蝶蘭にはこの木札を使うのが一般的だといわれています。
紙札は木札に比べるとカジュアルな印象を与えます。
親しい相手に向けたお祝いの場合は、上布田を使ってメッセージを贈るのが一般的です。
また、マナーとして立て札には赤字で表書き、黒字で贈り主と贈り先の情報を記入するようにしましょう。
ビジネスやフォーマルな相手への贈り物の場合、縦書きで書くのが一般的と考えられていますが、記入する内容にカタカナやアルファベットが含まれているときは、横書きにしても大丈夫です。
どんな相手に贈るのかによって立て札、横札を使い分けることが出来るといいますが、基本的に立て札にメッセージを書くと覚えておくといいでしょう。
わかりやすく、相手の立場なども考えて札の種類を考えることが大切です。
胡蝶蘭は華やかで相手へのお祝いの気持ちを伝えるにはとても良い種類の花だといえます。
ですから、立て札を贈るときにも礼儀を考え、相手の気持ちや立場を一番に考えて選ぶことが大切です。
メッセージの内容はもちろん、受け取る相手が喜んでもらうためにも覚えておきましょう。
書くべき内容と書き方を知っておく
胡蝶蘭のメッセージは立て札がマナーというのは理解していても、贈るときに失礼がないように書くべき内容と書き方を覚えておきましょう。
まず、表書きを書くときは縦書きの場合は中央上部か右側、横書きの場合は中央が多くなります。
書く内容はお祝いの名目、書く色は赤です。贈り主名は縦書きの場合は左側、横書きは下部に書きます。
贈り主の個人名、または社名と代表者の役職・氏名を書き、文字は黒で書くことを忘れないようにします。
贈り先名は黒で、縦書きの場合は右側に、横書きの場合は上部に書くことが多いです。
贈り先の個人名、または社名を書きますが、贈り先名は省略する場合もよくあります。
書き方で気をつけたいのが表書きです。
表書きでは、ビジネスからプライベートまでどんなお祝いにも使える表書きとして、「祝」と「御祝」という書き方があるので覚えておくといいです。
すっきりと見せたいとき、表書きに悩んだときにおすすめの書き方です。
開業・開院・開店祝いの場合は、その言葉通りに書くだけでいいのでわかりやすいです。
ほかにもお祝いのときに贈るメッセージの書き方はありますが、それぞれでお祝いの伝え方があるので気をつけましょう。
数字を入れるときは漢数字を使うことが大切です。メッセージの内容はシンプルに、相手にも来客など花を見た人にもわかりやすいように考えて書くことを意識します。
胡蝶蘭を送る際の各お祝い事のマナーはこちらを参考にしてください。
胡蝶蘭にメッセージをつけたい
胡蝶蘭にメッセージをつけるときには、まず必ず立て札を利用します。
立て札にお祝いの言葉を書き、きちんと相手に伝わるように気をつけて書きます。
胡蝶蘭には立て札というのは基本ですが、もしあて先などに英語やローマ字などが入っている場合は横札にしても大丈夫だといいます。
相手や見た人がわかりやすいように色なども考えて贈ります。